こんにちは。
井上可菜美です。
「大きな目標を立てよう!」
自己啓発の本などで、こんなことが書かれているのを見たことはありませんか?
人によっては、すでに大きな目標があって、どうにか達成したい・成功したいと思っている人もいるかもしれませんね。
もし、あなたが「やる気さえあれば、どんな目標も達成できる」と思っているのだとしたら、それは典型的な、成果が出ない人の考え方です。
◎大きな目標を立てることの弊害
あなたはこれまでに、大きな目標を立てて、それを達成できた経験ってありますか?
おそらくほとんどの場合、達成できなかったのではないでしょうか。
というのも、大きな目標を立てることは、非効率的であり、成功確率が低いのです。
さらに言えば、大きな目標は達成できないばかりか、やる気がどんどんなくなって逆効果です。
結局、一発逆転思考になっていて、身の丈に合わない大きな目標を立ててしまうことが、失敗のもとなのです。
◎小さな目標を達成していく
では、どうしたら目標を達成できるのでしょうか?
結論を言いますと、目標を達成するために最も効果的なのは、「小さな目標を達成し続ける」ことです。
いきなり大きな目標を立ててそれを達成することは、不可能とは言いませんが、ほとんどの場合は達成できないです。
これは、将来的に到達したい目標のところまで辿り着けないと言っているわけではなく、現状からいきなり大きな目標を立てて達成することが難しいということです。
小さな目標から一歩ずつ達成していき、最終的には大きな目標を達成できるところまで、自分を成長させていくことが大事です。
なので、ゆくゆくは達成したい大きな目標があるのは良いのですが、まずは大きな目標を一旦嚙み砕いて、小さな目標にカスタマイズするところからスタートしましょう。
その小さな目標を、段階を踏んで達成していくと良いです。
◎英語がペラペラになりたいなら?
例えば、「英語がペラペラに話せるようになる」という目標は、英会話初心者にとっては大きな目標ですよね。
そして、この目標を立てたところで、中々行動には繋がらないのではないでしょうか。
もしかしたら、「英語がペラペラになって、海外で働きたい・暮らしたい」などの理想を抱いているかもしれませんが、現実では「今の仕事が忙しい・他にやるべきことがたくさんある」などの言い訳をして、目標を達成するための時間を作れていなかったりします。
そうならないためには、「英語がペラペラに話せるようになる」という大きな目標から逆算して考えて、「〇か月後までに、1日〇時間勉強できるようになる」などの小さな目標を立てることが必要不可欠です。
「〇か月後には△△まで到達、さらに〇か月後には△△まで到達……」を繰り返していくと、数年後には今の状況から大きく変わっています。
◎目標設定のレベル
成功者が大きな目標を立てて、それを達成しているのを見たことがあるかもしれません。
ただ、今のあなたからしてみたら、それがあまりにも大きな目標に見えるかもしれませんが、当の本人たちからしてみたら、「達成できる小さな目標」でしかないのです。
何が言いたいかというと、本人のビジネスステージによって(あるいはビジネスに限らずとも)、目標設定のレベルが変わってくるということです。
どれくらいのレベルの目標を立てるかというのは、とても重要なことで、その前提として、自分がどのステージにいるのかを把握しておく必要があります。
ここまで読んでくださった方は分かると思いますが、目標は、ただ闇雲に立てれば良いというわけではないのです。
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